MAMPのphpMyAdminを最新版にアップグレード - MAMPの使い方

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MAMPのphpMyAdminを最新版にアップデートする方法を解説します。記事投稿時のphpMyAdminの最新バージョンは 4.0.0です。

mamp phpmyadmin update11
MAMPのphpMyAdminが古いバージョンだと「phpMyAdmin の新しいバージョンが提供されています。アップグレードの検討をお奨めします。最新バージョンは 4.0.0. で、2013-05-03 にリリースされています。」というアラートが表示されます。

phpMyAdminのアップグレード

phpMyAdminのダウンロード

mamp phpmyadmin update21
いろいろな圧縮形式のファイルが用意されています。ここでは、zip形式のファイル(phpMyAdmin-4.0.0-all-languages.zip)をダウンロードしました。

phpMyAdminのアップグレード

MAMPを起動している場合は停止します。

MAMPのphpMyAdminは、/Applications/MAMP/bin/ディレクトリに配置されている古いバージョンのphpMyAdminのディレクトリをphpMyAdmin.orgなどにリネームします。

ダウンロードした最新版のphpMyAdminのzipファイルを解凍・リネームし、/Applications/MAMP/bin/phpMyAdmin/に配置します。

mamp phpmyadmin update 21
MAMPを起動し、phpMyAdminにアクセスするとログイン画面が表示されます。以下のユーザ名とパスワードを入力し、「実行」をクリックします。

ユーザ名:root
パスワード:root

mamp phpmyadmin update31
phpMyAdminが最新版にバージョンアップされていることを確認します。

phpMyAdminにパスワードなしでログイン

phpMyAdminの初期設定の認証タイプはクッキーなので、アップデートするとパスワードなしでログインできなくなります。認証タイプをコンフィグタイプに変更すれば、いつでもパスワードなしでログインできるように設定できるようになるので、ここではその設定方法を紹介します。

/Applications/MAMP/bin/phpMyAdmin/ディレクトリにあるconfig.sample.inc.php をコピーし、config.inc.phpにリネームし、以下のように編集します。

編集前

/* Authentication type */
$cfg['Servers'][$i]['auth_type'] = 'cookie';

編集後

$cfg['Servers'][$i]['auth_type']     = 'config';
$cfg['Servers'][$i]['user']          = 'root';
$cfg['Servers'][$i]['password']      = 'root';

diffコマンドで比較(ターミナルで作業する方向け)。

$ pwd
/Applications/MAMP/bin/phpMyAdmin
$ diff config.sample.inc.php config.inc.php 
29c29,31
< $cfg['Servers'][$i]['auth_type'] = 'cookie';
---
> $cfg['Servers'][$i]['auth_type']     = 'config';
> $cfg['Servers'][$i]['user']          = 'root';
> $cfg['Servers'][$i]['password']      = 'root';

これでOKです。以上のように設定を変更しても、パスワード認証画面が表示される場合は、ブラウザのクッキーを削除しましょう。