Mac にインストールした MAMPの初期設定について解説します。
ここでは、Apache や MySQL が使用するのポート番号、Apache の環境設定や PHP の設定ファイルである php.ini の初期設定方法を紹介します。
MAMP の設定
Finder の「アプリケーション」→「MAMP」フォルダから
上部メニュー「MAMP」→「Preferences」をクリックします。
設定 - スタート/ストップ
MAMPの「スタート/ストップ」時の動作、スタートページの場所を設定します。
必要な項目にチェックを入れて(入力して)、「OK」をクリックすれば、設定できます。
- サーバーを始動
- MAMP PRO を確認
- オープンWebStartの
- サーバーを停止
設定 - ポート
MAMP の初期設定では、Apache のポートが「8888」、Nginx のポートが「7888」、MySQLのポートが「8889」に設定されています。
「Web と MySQL のポートを 80 と 3306 に設定」をクリックし、ポートを変更しましょう。
Apache と Nginx のポートが「80」、MySQLのポートが「3306」に変更されたことを確認し、「OK」をクリックします。
※ この設定で、ブラウザでMAMPのApacheにアクセスするURLが「localhost:8888」 から「localhost」に変更されます。
設定 - PHP
「バージョン」と「キャッシュ」が設定できます。
設定 - Webサーバ
- Apache
- Nginx
Document Rootの設定です。初期設定は「/Applications/MAMP/htdocs」です。
管理人は、Windowsと共有するため Dropbox内の htdocs に設定しています。
設定 - MySQL
php.iniの設定
次は「php.ini」の設定を行いましょう。
タイムゾーンの変更
インストール直後のMAMPのphp.iniの設定は、ベルリンの壁でおなじみのドイツのベルリン(Europe/Berlin)です。
タイムゾーンを日本(Asia/Tokyo)に変更しましょう。php.iniファイルは/Applications/MAMP/bin/php/php*.*.*/conf/ディレクトリに配置されています。phpのバージョンはいくつかあるので、利用するphpのバージョンのディレクトリに移動しましょう。
$ cd /Applications/MAMP/bin/php/php*.*.*/conf/
php.iniをバックアップを取り
$ cp php.ini php.ini.org
data.timezone というところを
$ vi php.ini
次のように編集します。
[php] date.timezone = "Asia/Tokyo" [/php]編集前のオリジナルファイル(php.ini.org)と編集したファイル(php.ini)をdiffコマンドで比較すると以下のようになります。
$ diff php.ini.org php.ini 910c910 < ;date.timezone = "Europe/Berlin" --- > date.timezone = "Asia/Tokyo"
※ MAMP あるいは サーバを再起動しましょう。
確認のため以下のphpファイルを作成し、localhost/index.phpに配置してみましょう。
[php] <?php echo date("Y-m-d H:i:s",strtotime("now")); ?> [/php]時間が適切に表示されればOKです。