Windows10のインターネット速度が遅い場合の改善方法を紹介します。
光回線を使用しているのに、なぜかインターネット接続の速度が遅い!
回線や接続機器の問題も考えられますが、ここではWindows10側で対処できる改善方法を紹介します。
改善方法①:パソコンを再起動する
インターネット速度が遅いと感じたら、まずはパソコンを再起動しましょう。
パソコンの挙動がおかしくなった結果、ネットが遅くなっている可能性があります。まずは、パソコンを再起動しましょう。
- 「スタートメニュー」から「電源アイコン」をクリック
- 「再起動」をクリック
改善方法②:OneDriveを停止
OneDriveは自動でファイルをクラウドストレージにバックアップしてくれる便利なアプリです。
しかし、写真や動画などをバックアップしている際にインターネットの速度が遅くなる場合があるので、速度改善のためにOneDriveの起動を停止してみましょう。
- タスクバーの右下の方にある「OneDrive」アイコンを右クリック
- メニューの「設定」をクリック
- 「設定」タブをクリック
- 「WindowsにサインインしたときにOneDriveを自動的に開始する」からチェックをはずし、「OK」をクリック
- タスクバーの右下の方にある「OneDrive」アイコンを右クリック
- 「OneDriveを閉じる」をクリック
改善方法③:アプリのバックグラウンド実行をオフに
バックグラウンドで動いているアプリを停止して、不要な通信を抑制しましょう。
- スタートボタンを右クリック
- 「設定」を選択
- 「プライバシー」を選択
- 左メニューの「バックグラウンドアプリ」を選択
- 「アプリのバックグラウンド実行を許可する」をオフに
改善方法④:DNSキャッシュをクリア
DNSキャッシュが古くなるとインターネットの接続がおかしくなり、接続が遅くなる可能性があります。
インターネットが遅いと感じたら、DNSキャッシュをクリアし、インターネットの速度を正常に戻しましょう。
- スタートボタンを右クリック
- PowerShell(管理者)を起動
- コマンド「ipconfig /flushdns」を実行
改善方法⑤:DNSサーバーの変更
DNSキャッシュをクリアしても、インターネットの速度が改善しない場合はDNSサーバー自体を変更しましょう。「Google Public DNS」に変更しましょう。
- スタートボタンを右クリック
- クイックアクセスメニューから「設定」を選択
- 「ネットワークとインターネット」を選択
- 「アダプターオプションを変更する」を選択
- 「ネットワーク」を右クリック→「プロパティ」を選択
- 「インターネットプロトコル(TCP/IPv4)」を選択→「プロパティ」をクリック
- DNSサーバを「8.8.8.8.」「8.8.4.4」に設定
改善方法⑥:Windows Update 配信の最適化をオフに
Windows Update 配信の最適化の「他のPCからダウンロードを許可する」を「オフ」にすることで(他のPCからのアクセスを遮断)、インターネット速度が改善します。
- スタートボタンを右クリック
- クイックアクセスメニューから「設定」を選択
- 「更新とセキュリティ」を選択
- 左メニューの「配信の最適化」を選択
- 「他のPCからダウンロードを許可する」をオフに
改善方法⑦:従量制課金接続をオンに
従量制課金接続をオンにすることで、一部アプリのネットワークのデータ使用量をへらすことができ、インターネット速度が改善する場合があります。
- スタートボタンを右クリック
- クイックアクセスメニューから「設定」を選択
- 「ネットワークとインターネット」を選択
- 左メニューの「Wi-Fi」を選択
- 「既知のネットワークの管理」を選択
- 設定したいネットワークを選択→プロパティをクリック
- 「従量制課金接続として設定する」をオンに
改善方法⑧:「Temp」フォルダーを空に
「Temp」フォルダーには、Windowsやアプリを使用している場合に一時的に作成されるファイルが保存されています。これらのファイルは通常、自動的に削除されるようになっていますが、場合によっては蓄積されてしまいます。
インターネットが遅いと感じたら、蓄積された一時ファイルを削除してみましょう。
- ショートカットキー「Win + R」を押し、「ファイル名を指定して実行」を表示
- 名前欄に「%temp%」と入力し、「OK」を選択
- 一時ファイルのすべての選択し、削除
改善方法⑨:WiFiネットワークの解析
使用しているWiFiネットワークが周辺(ご近所)と電波干渉している場合があります。Windows 10 WiFi Analyzerを使って、ネットワーク環境を解析する方法を参考に使用しているネットワーク環境を解析してみましょう。WiFiルーターが使用しているチャンネルを変更する。あるいは、2.4GHz帯から5GHz帯に変更することで、遅いネットワークが解消される場合があります。
改善方法⑩:Chromeの高速化
インターネットが遅いと感じる原因はWebブラウザーかもしれません。Google Chromeをお使いの方はGoogle Chromeが重い・遅い場合の対処方法を参考に対処してみましょう。
改善方法⑪:Windows 10 の高速化
Windows 10 自体の動作が重くなっていて、インターネット速度を遅く感じている場合があるので、Windows 10 を高速化する方法(動作が重い場合の改善方法)を参考にパフォーマンスを高速化してみましょう。
改善方法⑫:システムの復元
これまでの改善方法を実施してもインターネットの速度が改善しない場合は、システム(Windows10)を復元してみましょう。Windows 10 システムの復元をする方法を参考に、パソコンを以前の状態に戻してみましょう。
改善方法⑬:システムの初期化
セーフモード
パソコンに問題がある可能性があります。Windows 10 をセーフモードで起動し、直近でインストールしたアプリやデバイス・ドライバなどを削除してみましょう。
無線LANルーターのファームウェアをアップデート
Windows 10側で対処できない場合は無線LANルーターに原因があるかもしれません。無線LANルーターのファームウェアを更新する方法を参考にアップデートしてみましょう。